なぜ、人気資格なのか?
宅建は、毎年20万人を優に超える申し込み者のある、もっとも人気の国家資格
であり、それは1958年に創設されて以降、変わりありません。
ちなみに、もっとも受験者数が多かったのは、やはりバブル最盛期の1990年で、
その年の受験者は34万人を超えるほどでした。
では、バブル崩壊以降の今日も人気を維持し続けているのでしょうか。
その理由を考えてみたいと思います。
根本として考えられるのは〝不動産は暮らしの基本〟であるということ。
住まいが賃貸であれ購入した物件であれ、不動産に変わりはありません。
また、現在は賃貸の方が多いと思いますが、結婚し子供が生まれる際には、
マンションや一戸建など、物件を購入しようと思っている方も多いことでしょう。
そこで、購入の際に役立つのが宅建の知識です。
実は宅建受験者における不動産業者の割合は20%。
その大半が不動産業界以外の方なのです。
つまり、多くの方が直接仕事に関係しないにも関わらず
宅建の取得を検討しているのです。
暮らしの基本である不動産への高い関心がその数字に表れているのです。
宅建は老若男女誰でも受けられる!
次いで考えられるのが、
不動産業界への就職や転職を見据えている方達の存在です。
前述のとおり、不動産仲介業者における宅建所有者は必要不可欠な存在のため、
業界からのニーズが枯渇することはありません。
これも前述しましたが、資格手当に加え契約成立の際に発生する報奨金など、
不動産業界には他業界に比べ報酬が高額なのは間違いありません。
バブルが崩壊し世界的な不況にある現在でも、高額な報酬を手に出来る環境が
整った不動産業界は、いつの時代も変わらず人気の業種なのです。
また、受験資格も人気の要因として挙げられます。
というのも、宅建を受験するために必要な条件は一切ありません。
外国籍の人であれ小学生であれ受験できるのです。
また、出題数も50問ですべてが4択問題と、理解力と文章力が必要な
記述問題ではないため受験しやすいという認識があるのでしょう。
さらには、そうした受験しやすい試験のため
ダブルライセンスのひとつとして考えられている資格でもあるようです。
例えば、FP+宅建、不動産鑑定士+宅建、マンション管理士+宅建など、宅建との
関連性の高い資格を持つ人が、ダブルライセンスによるビジネスチャンスの拡大を目的に宅建取得を目指すという傾向も、宅建人気の大きな要因となっているようです。